だしの基本と黄金比を徹底解説!和食調理師が教えるプロの味の作り方

調味料の基礎

🍲【和食の基本】黄金比「7:1」「天つゆ」「白だし10:1」の作り方

和食調理師がふだん店で使っている、
一生使える“味付けの黄金比” をまとめました。

難しいと思われがちな“だし作り”ですが、
家庭ならもっと気軽に、もっと簡単にで大丈夫です。


■ 一番だし・二番だしの基本(本格派向け)

和食の基本と言えば、まずはだし作り。

  1. 水に昆布を入れて一晩置く
  2. 弱火で温め、沸騰直前で昆布を取り出す
  3. 削り節を入れて火を止め、しばらく置いてこす
     → これが 一番だし
  4. 残った削り節に水を足して煮出す
     → 二番だし

本格派の風味が出ますが、
忙しい日は少し大変ですよね。


■ 手抜きOK!だしパックは本当に便利

だしパックは、 塩分が入っていない ものがほとんどで、
香りも良いので家庭料理には本当におすすめです。

  • 早い
  • 簡単
  • 風味が良い
  • 塩分ゼロで使いやすい

毎日使うなら一番楽な方法です。


■ 顆粒だし(ほんだし)は“塩分あり”に注意

顆粒だし・ほんだしはとても便利ですが、
塩分がすでに入っています。

なので、

  • 塩分が気になる方
  • 味付けを自分で細かく調整したい方

こういう場合は 顆粒だしでなく、だしパックや削り節で作る方が安心 です。

ただ、味の安定感は抜群なので、
忙しい日やチャチャッと料理したい時には最強の相棒です。


■ もっと簡単!顆粒だしで作る「7:1」

顆粒だしを使う場合の味付け黄金比。

▼ 7:1の基本配合

  • だし汁(顆粒だしOK) … 7
  • 醤油 … 1
  • みりん … 1
  • 酒 … 1

全部入れて、一度沸かせば完成です。

煮物・肉じゃが・だし巻き・炒め物・うどんのかけ汁など、
これでほぼ全部味が決まります。


■ 天つゆの黄金比「4:1:1」

天つゆはこの比率さえ覚えれば絶対に失敗しません。

  • だし汁 … 4
  • 醤油 … 1
  • みりん … 1
  • 砂糖 … 少々

全部混ぜてひと煮立ちで完成。
天ぷらはもちろん、煮浸しや丼ものにも使えます。


■ 白だしの黄金比「10:1」

白だしは本当に万能で、使い方もとても簡単です。

▼ 白だし10:1

  • 水 … 10
  • 白だし … 1

この比率を覚えておけば、
吸い地(お吸い物)
だし巻き卵のだし
白い煮物
鍋つゆ
うどん出汁(関西風)

などが一瞬で作れます。

醤油の色を付けたくない料理には特に便利です。


■ まとめ:比率を覚えれば“お店の味”になる

和食は「経験」より「比率」が大事。

  • 7:1(万能の味付け)
  • 4:1:1(天つゆ)
  • 白だし10:1(吸い地・だし巻き・白い煮物)

この3つだけ覚えれば、
家庭料理が一気にプロの味に近づきます。

今後アップしていくブログ記事やYouTubeでも、
「7:1で味付けしています」
「白だし10:1です」
という形でリンクしていきますので、
そのまま使ってみてくださいね。

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