最近、イカが高くなりましたね。
以前なら比較的気軽に買えたイカも、今ではなかなか手を出しにくい価格になっています。
そこで今回は、比較的手頃な価格で購入できるイカロールを使った下処理をご紹介します。
イカロールなら、丸ごとのイカを捌く必要がありません。
イカフライやイカステーキ、西京焼きなどにも使えますし、小さく切ればシーフードチャーハンやカレーなどにも使えます。
ただし、イカロールにはひとつ気になるところがあります。
それが、表面に残っている薄皮です。
この薄皮、実はちょっとしたコツを知らないと、なかなかきれいに剥けません。
今回は、私が実際にやっているイカロールの薄皮をスルッと剥く方法をご紹介します。
イカロールは「赤イカ(ソデイカ)」です
今回使用するイカロールは、赤イカと呼ばれるソデイカです。
肉厚でしっかりした身が特徴で、いろいろな料理に使いやすいイカです。
スーパーなどで売られているイカロールは、すでに厚い皮が剥かれているものが多いので、そのまま料理に使えそうに見えます。
ところが、身の表面には薄い膜のような薄皮が残っています。
この薄皮を残したまま加熱すると、薄皮が縮んでしまいます。
すると、イカの身が丸まったり、食べたときに薄皮が噛み切れず、イカが硬く感じることがあります。
せっかくの肉厚なイカロールですから、私はこの薄皮を剥いてから使うようにしています。
イカロールの薄皮は、そのままだと剥きにくい
ところが、この薄皮がなかなか厄介です。
解凍したイカロールを、そのまま薄皮を剥こうとしても、薄皮が身にしっかりくっついていて、簡単には剥がれてくれません。
さらにイカの表面はぬるぬるしているので、薄皮をつまもうとしても指が滑ってしまいます。
そこで、私は薄皮を剥く前にひと手間加えます。
ポイントは沸騰したお湯に1~2秒
薄皮を剥きやすくするポイントは、
沸騰したお湯にイカロールを1~2秒だけくぐらせることです。
長く湯通しするわけではありません。
イカに火を通すのが目的ではなく、表面の薄皮をわざと一瞬だけ縮めるのが目的です。
薄皮がキュッと縮むことで、身との間に少し隙間ができ、角の部分から薄皮をつまみやすくなります。
これが、私がイカロールの薄皮を剥くときのポイントです。
キッチンペーパーを使うと、さらに剥きやすい
薄皮が浮いてきたら、角の部分からつまんで剥いていきます。
ここで便利なのがキッチンペーパーです。
イカはぬるぬるしているので、指だけでは薄皮をしっかりつかみにくいことがあります。
そんなときは、キッチンペーパーで薄皮をつまんでみてください。
滑りにくくなるので、薄皮をしっかりつかむことができます。
あとは、浮いてきた角の部分から、ゆっくりと剥いていきます。
薄皮が途中でくっついていたら無理をしない
薄皮を剥いていると、途中で身にくっついている部分が出てくることがあります。
このとき、無理に引っ張らないことが大切です。
強く引っ張ると薄皮が途中で切れてしまいます。
そんな場合は、反対側の角から剥いてみます。
剥がれるところまで進めて、それでも薄皮が身にしっかりくっついている部分は、無理に剥がそうとせず、包丁で切り落としてしまいます。
無理に薄皮だけを剥こうとするより、このほうがきれいに仕上がります。
薄皮を剥いたら鹿の子包丁を入れる
薄皮をきれいに剥いたら、次は包丁を入れます。
私は、薄皮が付いていた面だけに鹿の子包丁を入れます。
鹿の子包丁とは、イカの表面に斜め方向の切り込みを交差させて、格子状にする包丁の入れ方です。
イカ料理ではよく使われる包丁の入れ方で、見た目もきれいになります。
ただし、両面を同じように鹿の子包丁にする必要はありません。
裏側まで深く鹿の子包丁を入れると、包丁の刃が入りすぎて、身を切り落としてしまうことがあります。
そのため、鹿の子包丁は薄皮が付いていた面だけ。
そして裏側には、縦方向に1本だけ切り込みを入れます。
このくらいの下処理をしておけば、いろいろな料理に使いやすくなります。
イカロールはいろいろな料理に使えます
薄皮を処理したイカロールは、いろいろな料理に使えます。
イカフライ
肉厚なイカなので、食べ応えのあるイカフライになります。
イカステーキ
厚みを生かして、シンプルに焼くだけでも美味しく食べられます。
鹿の子包丁を入れておけば、見た目もきれいです。
西京焼き
西京味噌に漬け込んで焼けば、ご飯にもお酒にも合う一品になります。
シーフードチャーハン
小さく切ってシーフードチャーハンに入れるのもおすすめです。
イカロールなら必要な分だけ切って使えるので便利です。
イカ入りカレー
小さく切ってカレーに入れてもいいですね。
イカを丸ごと買って捌くのはちょっと大変という方にも、イカロールは使いやすい食材だと思います。
イカロールの薄皮の剥き方を調べてみました
今回、この薄皮の剥き方を紹介するにあたって、私自身もインターネットでいろいろ調べてみました。
イカの皮や薄皮の剥き方はいくつか紹介されています。
しかし、私が調べた範囲では、
「イカロールを1~2秒だけ湯通しして薄皮を縮め、角から剥いていく」
という方法を、具体的に紹介している記事はほとんど見つけることができませんでした。
もちろん、同じ方法でやっている方が他にいないという意味ではありません。
ただ、イカロールを実際に使っていると、
「この薄皮、どうやって剥けばいいんだろう?」
と思う方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、私が実際にやっている方法を動画にして紹介することにしました。
実際の薄皮剥きを動画で紹介しています
文章だけでは、薄皮がどのように縮むのか、どこから剥いていくのかが分かりにくいと思います。
そこで、実際の作業をYouTube Shortsにしました。
「スルッと剥けるイカロール薄皮剥き方」
YouTube Shorts「スルッと剥けるイカロール薄皮剥き方」を見る
動画では、薄皮を剥くところから、鹿の子包丁を入れ、裏側に縦に1本の切り込みを入れるところまで紹介しています。
実際に薄皮が浮いてくる様子や、角から剥いていくところを見てもらうと、文章よりも分かりやすいと思います。
イカが高い今だからこそ、イカロールを上手に使う
最近はイカが高くなり、以前のように気軽にイカ料理を作るのが難しくなってきました。
そんなときは、比較的手頃な価格で購入できるイカロールを上手に使ってみるのもひとつの方法です。
イカロールは、丸ごとのイカを捌く必要がなく、必要な分だけ切って使えるのも便利なところです。
ただし、表面に残っている薄皮は、そのままにせず、ひと手間かけて処理するのがおすすめです。
今回のポイントをまとめると、
① イカロールを解凍する
② 沸騰したお湯に1~2秒だけ湯通しする
③ 薄皮が縮んで浮いた角から剥く
④ ぬるぬるしてつかみにくいときはキッチンペーパーを使う
⑤ 途中でくっついているところは無理に引っ張らない
⑥ 薄皮を剥いたら、薄皮が付いていた面だけ鹿の子包丁を入れる
⑦ 裏側には縦に1本切り込みを入れる
これだけ覚えておけば、イカロールをかなり使いやすくなると思います。
イカロールを買ってみたけれど、薄皮がうまく剥けなかったという方は、ぜひ一度試してみてください。
これからも、和食の調理で使っているちょっとしたコツや、家庭でも使いやすい食材の下処理などを紹介していきたいと思います。


